選び方・比較

マッチングアプリの選び方:年齢確認・届出・料金のどこを見るか

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図解・イラストはAIを使って作成しています。

「おすすめ」「人気」の記事を3つ読んだら、3つとも違うアプリが1位だった。 そんな状態で止まってしまうのは、あなただけではないんです。

この記事では、特定のアプリ名やランキングは出しません。 そのかわりに、あなたが自分の目で確かめられる基準と、その確かめ方を書いていきます。 見るのは、年齢確認・届出・料金・運営会社・安全機能の5つだけです。 どれも登録前に、スマホひとつで確かめられます。 この5つを順番に見ていけば、評判だけに頼らずに候補をしぼれるはずです。

なお、この記事の内容は2026年10月1日時点で確認した公的な情報をもとにしています。 制度や各アプリの条件は変わることがあるので、最終的には公式の情報で確かめてみてください。

評判より先に、自分で確かめられる5つを見る

「みんなが使っているアプリなら大丈夫だろう」と思う気持ち、よくわかります。 ただ、口コミやランキングは書いた人の立場や時期によって中身が変わりますし、あなたの住んでいる地域や年代で使い心地が同じとは限りません。 その点、利用規約に書いてあることは、誰が読んでも同じです。 そこを見ていきましょう。

図解

  1. 年齢確認(本人確認)があるか
  2. 「インターネット異性紹介事業」の届出がされているか
  3. 料金の仕組みがわかりやすく書かれているか
  4. 運営会社の情報がはっきりしているか
  5. 通報・ブロックなど、安全のための機能があるか

候補のアプリが2〜3個あるなら、スマホのメモにこの5行を書いて、アプリごとに「確認できた/書いていない」を埋めていくのがおすすめです。 登録する前の10分ほどで終わる作業ですし、迷ったときにあとから見返せます。

まず、年齢確認と「届出」の文字が見つかるかを探す

届出なんて、どのアプリもしているものだと思ってしまいます。わかります。 でも、地味に見えますが、ここが確認できないアプリは、そもそも候補に入れないほうがいい部分なんです。 だからこそ、最初に自分の目で見つけておいてほしい2つです。

マッチングアプリには、通称「出会い系サイト規制法」(正式名称は「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」)という法律がかかわっています。 かんたんに言うと、面識のない異性どうしがインターネット上で相手の情報を見て、連絡を取り合えるサービスを続けて運営するなら、この法律の対象になる、という決まりです。 警視庁の案内でも、いわゆるマッチングアプリはこれにあたるものとして説明されています。

この法律のもとでは、事業者には主に次のようなことが求められています。

  • 事業を始める前に、公安委員会へ届出をすること
  • 利用者が18歳未満でないことを確認すること(年齢確認)
  • 18歳未満を誘う書き込みなど、禁止されている書き込みを削除すること

年齢確認の方法は、警察庁が案内している施行規則で決められていて、運転免許証などの年齢や生年月日がわかる書類の提示(画像の送信も含む)などが挙げられています。 アプリによっては、登録のあと、メッセージのやりとりを始める前に身分証の画像を提出する流れになっています。 どのタイミングで、どの方法で年齢確認をしているかは、登録の流れの説明や公式ヘルプで確かめられます。

探すときは、この2か所を見れば十分です。

  • 利用規約・会社概要・公式サイトの下のほう・ヘルプのどこかに、「インターネット異性紹介事業」の届出をしていることが書かれていないか(受理番号が一緒に載っていることもあります)。ページを指で最後までスクロールしてみてください
  • 登録の流れの説明に、年齢確認(身分証の提出など)があるか

書き方はアプリによって違うので、見つからないときはヘルプの検索欄に「届出」「年齢確認」と入れると見つかりやすくなります。 それでも確認できないアプリは、候補から外しておくほうが安心です。

ひとつ補足しておくと、法律で求められている「年齢確認」は、あくまで18歳未満でないことの確認です。 顔写真と身分証を照らし合わせるような、より踏み込んだ「本人確認」をしているかどうかは、アプリごとの取り組みになります。 本人確認の仕組みについて公式サイトで説明しているかどうかも、あわせて見ておくと判断しやすくなります。

料金の仕組みは「何に払うか」と「確認した日」で見る

料金は、つい「月いくらか」だけを比べてしまいがちです。 でも、実際に使ってみて「思っていたのと違った」となりやすいのは、金額そのものより仕組みのほうなんです。

料金ページで見るのは、この6つです。

  • 月額の定額制なのか、メッセージなどにポイントを使う仕組みなのか
  • 何ができるようになると料金がかかるのか(いいねは無料でも、メッセージのやりとりから有料、という形もあります)
  • 1か月・3か月・6か月など、期間によって月あたりの金額が変わるか
  • 自動更新になっているか、更新日はいつか
  • 解約の方法(アプリストアから手続きするのか、アプリ内やWebで手続きするのか)
  • 支払い方法によって金額が違わないか

アプリによっては、男女や年齢で料金が違ったり、アプリストア経由とWeb経由で金額が違ったりすることもあります。 料金ページは「どの画面から見た金額なのか」も含めて見ておくと、あとで混乱しにくくなります。

そして、料金やキャンペーンは変わることがあります。 メモには「10月1日時点で、1か月プラン◯円・自動更新あり・解約はストアから」のように、確認した日付と一緒に残しておいてください。 日付があれば、あとで料金が変わっていたときにも気づけます。

「有料のほうが真剣な人が多い」という話も見かけますが、これはアプリによっても人によっても違います。 それより、3か月続けたら合計いくらになるかを一度だけ計算してみてください。 その金額を見て「まあ払えるな」と思えるかどうかのほうが、あとで後悔しにくい基準になるはずです。

身分証を預ける相手と、困ったときの通報ボタンを先に見ておく

アプリの中身ばかり見ていると、どこの会社が運営しているかは見落としやすいところです。 ただ、身分証の画像を預ける相手でもあるので、ここは少しだけ時間をかけてほしいんです。

運営会社は、ここを見れば十分です。

  • 会社名・所在地・問い合わせ先が、公式サイトに書かれているか
  • 有料サービスなら、特定商取引法に基づく表記のページがあるか
  • プライバシーポリシーに、提出した身分証の画像をどう扱うか(何に使うか、いつまで保管するか)が書かれているか

安全のための機能は、ヘルプや公式サイトの「安全・安心」のようなページで確かめられることが多いです。

  • 相手を通報・ブロックできるか
  • 自分のプロフィールを知り合いに見られにくくする機能があるか
  • 運営による監視や、規約違反の利用者への対応について説明があるか

ここまで見て、5つの基準のうち確認できないものが多いアプリは、無理に選ばなくて大丈夫です。 「書いていない」というのも、ひとつの判断材料になります。

ただ、5つがそろっていても、それはあくまで最低限の条件です。 トラブルが起きないことまでは約束してくれないので、始めてからの気をつけ方(最後の章)もあわせて読んでみてください。

お金の話が出たら、そこで終わりにしていい

アプリを選んだあとも、使い方しだいで安心の度合いは変わります。 せっかく慎重に選んだのだから、始めてからも自分を守るラインを持っておいてほしいんです。

国民生活センターは、マッチングアプリなどで知り合った相手から投資を勧められ、お金を送ったあとに連絡が取れなくなるといったトラブルについて、注意を呼びかけています。 その中では、やりとりの早い段階でアプリの外の連絡手段に移ろうとすることや、結婚や将来のためといった話から投資の話になることが、気をつけたいサインとして挙げられています。

  • やりとりの中でお金や投資の話が出たら、そこでやりとりを終えて大丈夫です
  • アプリの外への連絡先交換を急がされたら、アプリの中で会話を続けたいと伝えてかまいません
  • 困ったときや不安なときは、消費者ホットライン「188」に相談できます

それから、あなたの側の引き際もひとつ決めておくと楽になります。 返事が来ないと、つい「見てないのかな」ともう1通送りたくなります。その気持ち、よくわかります。 でも、返事がないのも相手の答えのひとつなんです。 返事がないまま自分からのメッセージが2通続いたら、そこで止まる。3通目も、返事の催促も送らない。 それくらいの目安を先に決めておくと、あなたも振り回されずにすみます。 返事のない人のトーク画面を何度も開くより、プロフィールを1人分ちゃんと読んで、別の人に自分から1通送るほうに時間を使ってみてください。 ブロックされたり、やりとりを断られたりした相手には、別のアカウントやSNSから連絡を取らない。ここも、最初から線を引いておいてほしいところです。

マッチしたあとの最初のメッセージから、初デートに誘うまでの具体的な文例は、こちらのnoteでくわしく書いています。 note の記事を読む

出典・参考文献

  1. 警察庁「出会い系サイト規制法」 www.npa.go.jp/policy_area/no_cp/deai/regulatory.html
  2. 警察庁「出会い系サイト規制法施行規則」 www.npa.go.jp/policy_area/no_cp/deai/rule.html
  3. 警視庁「インターネット異性紹介事業とは」 www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/tetsuzuki/other/internet_iseisyokai/gaiyo.html
  4. 国民生活センター「『愛してるから投資して』っておかしくない!?−マッチングアプリ等で知り合った人に騙されないためのチェックリスト−」(2022年12月21日) www.kokusen.go.jp/news/data/n-20221221_1.html

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